お知らせ

徒然回想録2 中医学(漢方薬)という選択肢

子供時代に獣医師である父の後姿を見て感銘を受け、獣医師になってからは理論だけでは語れない動物の生命力、そして飼い主様のペットへの思いを強く感じてきました。その後、大学病院研修医時代、西洋医学と東洋医学(中医学)を取り入れ、神秘的なパワーを兼ね備えたボス(師匠)の能力に魅せられ、中医学にも興味を抱き、中医学も少しだけ学びました。今回は筆舌に尽くしがたい奇跡の漢方薬のお話です。

治療、養生と漢方薬が役立った症例

症例1. 股関節形成不全で起立できなかった大型犬が、漢方薬の奇跡で投薬3日後に立てるようになり飼い主様は大喜びでした。その後、寿命を全うすることができました。

症例2. 原因不明の跛行をしていた小型犬を大学病院に紹介したところ、免疫介在性関節炎と診断されました。ステロイド剤を服用していましたが、漢方薬を併用することでステロイド剤の減量が出来て、寿命を全うすることができ、飼い主様にも喜んでいただけました(学会で報告)。

症例3. 鼻の腫脹で来院した大型犬ですが、がんの疑いがあり、精査のためがんセンターを紹介しました。
骨肉腫と診断され余命半年と言われ、帰ってきましたが、皆様の愛情と漢方薬の力で抗ガン療法をせずに1年間飼い主様と生活を共にできました。

 などなど…

ペットも栄養状態の改善や予防医療の進展などにより寿命が長くなりました。犬は15年、猫は16年ほどが平均的寿命です。長生きできるようになったためにがんや心臓、腎臓などの病気が増えてきています。人間と同じような病気が増えてきています。その治療のための抗がん剤や西洋医学による薬は有効なのですが長期服用ではそれなりに副作用があります。

治らない病気だとわかっていてもなんとかしたいとき、あるいは高齢期の病気とまでいかない不調(未病)を防ぐために漢方薬は有効な選択肢となります。すべての動物病院で中医学による治療を提供しているわけではありません。自分も年齢を重ねるごとに、身体に良いものを求め、悪いものは避けるようになりました。わんちゃん、ねこちゃんにも中医学(漢方薬)という選択肢を提供したいと思っています。自己治癒力を高め結果的にQOLを向上することが重要です。

病気のペットにも、未病対策の養生のためにも、安心して服用できる漢方薬があることに感謝です。

20260605 MK


ページトップ