ノミ・マダニの予防

ノミ、マダニは予防できます

機密性の高い住宅が増えたことで、冬でもノミやマダニに悩まされることが増えてきました。ノミやマダニの生態や、治療法、予防法をご案内します。

 

◆ノミの生態

ノミは、大きさ約2mmで。犬や猫に寄生するノミの種類は、殆どが“ネコノミ”です。猫に限らず犬も人もその他の哺乳動物も吸血します。成ノミの生んだ卵は床に落ち、カーペットや畳、部屋の隅のホコリの中で成長します。そして、寄生動物が近づくとピョ―ンとはねて吸血するのです。冬でも高温多湿の条件が揃えば、季節を問わず年中繁殖を繰り返します。

◆ノミが引き起こす問題

ノミに刺される物理的な刺激による皮膚炎や、発疹、脱毛、かゆみ、膿皮症などの症状をあらわすノミアレルギー性皮膚炎、また吸血による貧血や瓜実条虫(通称サナダムシ)を媒介します。また、人が刺される被害もあります。最近では、猫引っかき病の病原菌はノミが媒介しているのではと言われております。そのため人への被害を防ぐためにも予防が肝心です。

◆ノミ・ダニの駆除と予防

皆さん、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)をご存知でしょうか?

この病気は、マダニで感染するSFTSウイルスによって引き起こされ、ヒトがマダニに刺された事により原因不明の発熱を発症し、重症な場合は死に至る恐ろしいヒトへの病気です。SFTSの患者が確認されたのは、西日本から中部地方まででしたが、2014年2月の調査報告ですとこのウイルスを持ったマダニは国内に広く分布し30道府県でこのウイルスを持ったマダニが発見され、関東地方でも発見されました。恐ろしい病気を運ぶマダニは動物だけの病気ではありません。

対策は、山や草むらでは長袖、長ズボンを着て肌の露出避けましょう。同時に動物へは、マダニ予防の塗布薬です。しかしマダニの多く見られる地域や山へのお出かけの際には塗布薬と一緒に飲む予防薬と合わせて予防することで、より効果的です。また、老犬や被毛の少ない動物は皮脂腺が少なくなってきています。そのようなわんちゃんには塗布薬と飲み薬の併用をお勧めします。

2014年にはノミ・マダニの駆除と消化管内寄生虫駆除・予防、さらにフィラリア症予防を兼ね備えた飲み薬も発売されました。月1回、1錠飲むことで6種類の寄生虫から大切なわんちゃんを守ることが出来ます。詳しくは、当院にご相談ください。